腰痛が本当に整体で治るんですか?
腰の痛みがあって「朝起きるのがつらい」「腰が痛くて歩くのも辛くて、片付けもできない」「車の乗り降りもつらい」といったことはありませんか?
そして、この腰の痛みをどうにか解決するための手段として「整体」を思い浮かべて検索したりはしていませんか?
しかし、「整体でこの腰の痛みが本当によくなるのだろうか?」「なんでも治るとは到底思えないし、怪しい」といったような不安のため、なかなか整体に行くこともできずに、痛みをただ我慢し続けているといった状況になっているのではないでしょうか。
そこで、今回は「整体で改善できる腰痛」と「整体で改善できない腰痛」の違いについて解説させて頂きます。
このことであなたは、自分の腰痛が整体で改善することができるのかできないのかということが分かります。
また、腰の痛みで辛い生活から抜け出すためのヒントを手に入れることができますので、腰痛を無くして快適に過ごしていきたいという方はしっかりと読んでください。
整体で改善できない腰痛
①両足のしびれが強く、感覚が全くない
足にしびれがあったり、感覚が分かりにくいという場合には「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」といった腰の病気が考えられます。
これらの病気があったとしても、症状には個人差があるため全ての病気が改善できないとは言えません。
しかし、上記のように「両足のしびれが強く、感覚が全くない」とうい場合に関しては、脊髄や脊髄神経の通り道(脊柱管)を重度に圧迫してしまっている状態のため、筋肉を緩めたりなどの外から対応(整体)で完治していくというのは難しい状態となります。
そのためこのような状態になりますと、整体で改善していくのは難しい状態となってしまいます。
②完璧に変形していることが原因の腰痛
変形があったとしても、筋肉に対するアプローチや歪みを整えることで痛みを取り除くことはできます。しかし、レントゲンだけではなく見た目でもはっきり分かるくらい重度の変形の場合には、完全に腰痛をなくすことは難しいことが多いです。
また、構造的に変形がはっきりと認められる場合に関しては、いくら矯正しても変形した関節が元に戻るということは絶対にありません。
しかし、変形といわれる状態であっても実は完全に変形しているわけでなく、体の歪みによって一見変形しているように見えるだけという場合もあります。
そういった場合には改善することができますが、整形外科の診察でこれはちょっと・・という変形があっての腰痛は完治は難しいかと思います。
その場合には、なるべく軽減していくための方法を用いて生活を変えていくことが必要になります
※方法としては「テーピング」「体のバランスを良くする」など色々な手段があります
ちなみに下記の画像は側弯症といわれた例ですが、諦めずに治療していくことでレントゲン上でも改善がみられたケースです
③内科の問題が原因による腰痛
腰痛の原因には実は内科的な問題が関わっている場合があります。
この場合には整体で改善するのは難しく、病院での治療が必要になります。
消化器系の病気
胃・十二指腸潰瘍、胆石、胆嚢炎(たんのうえん)、膵臓炎(すいぞうえん)などの場合に腰痛が起こります。腹痛や血便、吐き気、嘔吐などを伴います。
泌尿器科系の病気
腰痛を伴う病気として、尿路結石、腎結石、腎盂腎炎(じんうじんえん)、前立腺がんなどがあります。排尿障害や血尿がみられるのが特徴です。
婦人科系の病気
子宮内膜症や子宮がんなどでも腰痛が起こります。おりものの量の増加や不正出血なども生じます。
循環器系の病気
心筋梗塞を起こした際に、締めつけられるような背中の痛みや腰痛が起こることがあります。また、解離性腹部大動脈瘤(かいりせいふくぶだいどうみゃくりゅう)があると、腰と下腹部に突発的な激痛が走ります。
整体で改善できる腰痛
①筋肉の硬さが原因の腰痛
筋肉が硬くなってしまうと(いわゆるコリ)筋肉のすぐしたにある血管や神経を圧迫してしまうことになります。
血管を圧迫してしまうと、血流の流れが悪くなり、栄養不足に陥ってしまい結果的に痛みを感じてしまいます。また、神経を圧迫してしまうことで痛みはもちろんですが神経痛をひき起こすことになってしまいます。
そのため、凝り固まっている筋肉を緩めることで腰の痛みを改善することができるため、こういった筋肉の硬さが原因の腰痛は改善可能な腰痛となります。
②体の歪み(姿勢)が原因の腰痛
先ほど筋肉の硬さが腰痛の原因というおはなしをしましたが、筋肉が硬くなってしまう原因はなんだと思いますか?
この答えは体の歪み(姿勢の歪み)にあります。
体が歪んでしまうと特定の筋肉に負担がかかってしまい、結果として筋肉を硬くしてしまうこととなります。
こういったケースでは正しい姿勢をとることで腰痛を改善することができます。
多いパターンとしては、「反り腰」「猫背」を改善することで、腰回りの筋肉の圧迫をとりのぞくことがきます。
③体の使い方(くせ)が原因の腰痛
姿勢といった「静」のものも原因となりますが、そこから「動」の部分も腰痛の原因となります。
例えば、前屈み動作(朝顔を洗う時など)で腰の痛みがあるという方は、腰から曲がっているという動き方のくせがみられます。具体的には屈む動きを背骨を曲げる動きを中心に行ってしまうために、背骨に負担がかかって腰の痛みに繋がってしまいます。
こういった場合の腰痛に関しては、くせさえ治してしまえば腰痛を改善することができます。
自分の動き方が、腰に負担をかける動きになっていないかを確認してみてください。
腰痛に整体が効くのか?まとめ
整体で改善できない腰痛と改善できる腰痛について解説させて頂きましたが、あなたの腰痛はどちらに当てはまったでしょうか?
改善できるものでしたらぜひご相談頂きたいですが、改善できない側に入りそうと不安な方でも決して諦めないでください。
体には1箇所悪い場所があっても他の場所や機能で補うことができたり、テーピングなどの道具を利用することで痛みを軽くして過ごすことも可能になります。
私は誰にでも痛みで悩まずに生活することができるチャンスはあると本気で信じています。
今の自分の腰痛を本気でどうにかしたいという方はぜひ一度当院にご相談ください。