治らない膝の痛みで悩んでいませんか?
膝の痛みがあって整形外科に行ってみたものの、「レントゲンでは異常なし」「悪くなったらまた来てください」の繰り返しで、痛みの原因が分からずに治療も進まないといった悩みを経験したことはありませんか?
こういった場合の膝の痛みの原因は実は神経痛、「坐骨神経痛」が関わっている場合が多くあります。歩くときに体重をかけると痛かったり、力が入りにくかったり、走るような痛みがでたりする場合には坐骨神経痛の影響による膝の痛みがでている場合があるのです。
一見関係ないように聞こえますが、実際に原因不明の膝の痛みを訴えて来られる方では坐骨神経痛が問題となってしまっているケースは多々あります。
その場合にはいくら関節や筋肉だけに治療やリハビリを行っても効果はありません。
そこで、今回はどうして膝の痛みが治らないのか?治すためにはどうしたらいいのか?といった視点で、具体的な解決方法までを提示させて頂きます。
治らない膝の痛みの正体
坐骨神経痛が原因?
関節には問題ないのに痛みが続いている・・そういった場合には直接目にはみえない「坐骨神経痛」が隠れてしまっている場合があります。
まず、坐骨神経痛の説明になるのですが、坐骨神経とは「腰から足先まで走っている太い神経」のことです。この神経は腰から足先まで走っているため、「腰」「お尻」「太もも」「ふくらはぎ」の筋肉が硬くなってしまうと、神経を簡単に圧迫してしまうのです。
膝の痛みの場合は特に「太もも」(膝の上あたりの外側)の筋肉が硬くなってしまい、その結果神経痛をおこしてしまう場合があるのです。
坐骨神経痛の原因
筋肉の圧迫
では、その坐骨神経を圧迫してしまう筋肉にはどういった筋肉があるでしょうか?先ほどお伝えしたようにその筋肉は大きく「腰」「お尻」「太もも」「ふくらはぎ」にあるとお伝えしましたが、膝の痛みに関わるのは「お尻」「太もも」が中心となります。(関節的には腰やふくらはぎも関わる場合がありますが・・)
お尻の筋肉・・大臀筋・梨状筋
太ももの筋肉・・大腿筋膜張筋
がるため、これらの筋肉が硬くなってしまうと、坐骨神経を圧迫してしまいます。
また、膝裏にある「膝窩筋」と呼ばれる小さな筋肉があるのですが、そちらも坐骨神経を圧迫してしまうため注意が必要な筋肉となります。
なので坐骨神経痛による膝の痛みの原因となる筋肉は
①大臀筋・梨状筋
②大腿筋膜張筋
③膝窩筋
といった3つの筋肉になります。
なので、これら3つの筋肉を緩めてあげることで、坐骨神経が圧迫から解放されて、膝の痛みの改善につながるのです。
では、その原因となる3つの筋肉をどうやって緩めるのかを具体的にお伝えします。
自宅で、簡単に、時短で、楽に行える方法ですのでぜひ実践されてください。
治らない膝の痛みの自己整体方法
動画での解説は一番最後にのせていますので、そちらも必ずご参照ください。
①大臀筋と梨状筋を緩める
1 お尻の下の「こり」がある、筋肉が硬くなっている場所にソフトボールを入れます。※ソフトボールは子供の遊び用の柔らかいボールを使用してください。テニスボールなどは硬すぎるので注意が必要です。
2 ボールを置いたら「痛気持ちい」範囲で体重をかけたり、お尻を動かして軽くマッサージを行っていきます。
②大腿筋膜張筋を緩める
1 股関節の外側から膝の外側をマッサージしていきます。特に膝のすぐ上にある場所が硬くなりやすいのでその部分を重点的にマッサージしてください。
2 手のひらを利用して、挟み込むようにマッサージしていってください。大腿筋膜張筋が硬くなると筋張った硬さがでるので、比較的強めにマッサージを行っても大きな問題はありません。
③膝窩筋を緩める
1 膝のすぐ裏側に膝窩筋があるので、膝裏に両手の親指を差し込みます。
2 差し込んだ親指で膝の裏側を軽い力でマッサージしていってください。揺らすようにマッサージしていくのがポイントになります。
膝の痛みのまとめ
整形外科的な治療で治らない場合は、一度神経痛による問題を疑ってみてください。
レントゲンには映らない痛みというのは世の中にはたくさんあります。ですが、そういった痛みであっても必ず解決するための方法はあります。
諦めずに色々な道を探して頂きたいですが、まずは今日お伝えした方法を試してみて頂きたいです。たったそれだけで?と思われるかもしれませんが効果実証済みの方法ですので、試してみていただけたら嬉しいです。
また、相談でしたらこのブログを読んで、きちんと実践したという方であればいつでも相談にはのります。
電話でもラインでもメールでもかいませんのであなたのよく使う手段で連絡をください。