しびれや脱力感を引き起こす疾患としては、頚椎ヘルニア、胸郭出口症候群、肘部手根管症候群などがあげられます。
また、脳卒中などでもしびれや脱力感が生じる場合があるためそのように脳神経などが要因の場合は早急な対応が必要となります。
その他にも様々な要因によってしびれは生じるため、細かく一つ一つ原因を考えていかなければ誤った対応になってしまい、しびれから解放される可能性をつぶしてしまうだけでなく、悪化させてしまう場合もあるため注意が必要です。
その中でしびれが起こるメカニズムの一つとして、神経の通り道を過度に圧迫してしまったり、塞いでしまっている場合があります。
神経の通り道を邪魔してしまうものとしては
などが挙げられます。
頚椎の横から神経や血管は通っているのですが、頚椎の位置がズレる事で神経の通り道を邪魔してしまいしびれが起こる事があります。
正常の位置
神経の圧迫
特に多いのは胸の前の大胸筋や、鎖骨や肋骨などが硬くなったり位置がズレて神経の通り道を圧迫してしまい、しびれが出ている場合があります。
イメージしにくいかもしれませんが、筋肉と似たように神経も伸び縮みするといわれています。そのためこの神経の伸張性の低下によりしびれが起こりやすくなってしまっている場合があります。
①~③が複合している事がありますし、姿勢や動き方のくせによって①~③が引き起こされている場合もあります。
姿勢や動き方のくせによって圧迫が起きてしまっている場合であれば、どこで圧迫されているかを探し出して姿勢の調整とあわせて行っていく事でしびれか解放の可能性が出てきます。
しかし、経験されている方は分かると思いますがほんのちょっとした刺激でしびれが強くなって悪化してしまう場合もあるため自己流で強い刺激を入れていくのは危険かと思います。
しびれがあるのが当たり前と思わず、可能性を探し出すお手伝いをしますのでどうにかしたいとお悩みの方は是非ご相談下さい。