夏バテチェック

「気合いが足りない」ではありません。夏のだるさ、4つの正体

こんにちは。姿勢専門サロンゆのまちです。

毎日、本当に暑いですね💦

最近、患者さんから同じような声をよく聞きます。

「なんだかずっとだるい」
「寝ても疲れが取れない」
「足がむくんで、夕方は靴がきつい」
「水はちゃんと飲んでいるのに、調子が悪い」

夏のだるさは「気合いが足りない」わけでも「歳のせい」でもありません。
体の中で、はっきりとした理由が起きています。

今日は、その正体と対策をお伝えします。

まずは、夏バテチェック

当てはまるものはありますか?

✔️ だるさが抜けない・朝から疲れている

✔️ 疲れているのに、夜よく眠れない

✔️ 足やまぶたがピクピクする・足がつる

✔️ 夕方になると、足がむくむ・靴がきつい

✔️ 水はしっかり飲んでいるのに、調子が悪い

✔️ 食欲がなく、そうめん・パン・冷たいもので済ませがち

✔️ 頭痛・立ちくらみ・動悸がある

✔️ イライラしやすい・気持ちが休まらない

3つ以上当てはまる方は、夏の不調がすでに始まっています。

そして大事なのは、これらがバラバラの不調ではないということです。

暑さで自律神経(体の司令塔)がフル稼働し、
それを支える栄養も夏に枯れていく。
すると司令塔が指令を出せず、体も応えられない。

だるい、むくむ、眠れない…
—— 全部、一本でつながっています。

夏バテの4つの正体

① 水分・塩分 ── 水だけ飲むと、かえって脱水が進む

意外に思われるかもしれませんが、これは本当です。

体は「水の量」ではなく、「塩分の濃度」で水分を管理しています。

汗をかくと、水と塩が同時に出ていきます。
そこに水だけを足すと、体の中の塩分濃度が薄まりすぎてしまう。
すると体は濃度を戻そうとして、尿で水を捨ててしまうんです。

「しっかり飲んでいるのに調子が悪い」という方は、
だいたいここに当てはまります。

対策

水と塩はセットで摂ってください。
味噌汁、梅干し、経口補水液。麦茶に塩ひとつまみでも構いません。
一気に飲むより、こまめに。一気飲みは吸収される前に尿で出てしまいます。

② タンパク質 ── 足りないと、むくむ

夏のむくみは「水の飲みすぎ」ではなく、タンパク質不足のことがよくあります。

血液の中のタンパク質(アルブミン)が、水を血管の中に引き止めています。
イメージとしては、水をつなぎとめる錨のようなものです。

このアルブミンが減ると、引き止める力が弱まり、
水が血管の外へ漏れて溜まる。これがむくみです。

夏は食欲が落ちて、そうめん・パン・冷たいもの中心になりがち。
肉・魚・卵・豆が減ると、じわじわとアルブミンが下がっていきます。

対策

そうめんやパンだけの食事にしないこと。
1日の目安は、体重×1g。体重50kgの方なら50gです。

③ 鉄 ── 検査は正常でも、隠れ不足のことが

ここが今日、いちばんお伝えしたいところです。

暑くなると、体は熱を逃がすために血液の水分を増やします。
これ自体は、暑さに適応するための良い反応です。

ただ、水分は増えても、酸素を運ぶ赤血球はすぐには増えません。
つまり、鉄が薄まった状態になる。

麦茶に水を足すと、味が薄まるのと同じです。
鉄の量が減ったわけではなく、薄まっているんですね。

ここで、人によって結果が正反対になります。

・もともと鉄が足りていた人 → 血液が増えて、涼しくしやすい「夏に強い体」に

・もともとギリギリだった人 → 薄まりが乗って、急にだるくなる

そしてもう一つ大事なこと。

体には「貯蔵鉄(フェリチン)」という在庫があります。
鉄が不足すると、まずこの在庫を切り崩すので、
普通の貧血検査(ヘモグロビン)は正常のまま出てしまうんです。

「検査では異常なしと言われたのに、だるい」

そういう方は、在庫だけが枯れている可能性があります。
特に月経のある女性は、毎月鉄を失うので在庫が少なくなりがちです。

対策

心当たりがあれば、一度「フェリチン(貯蔵鉄)」を測ってみてください。
検査のときに「フェリチンも」と伝えるのがコツです。

ただし、鉄は不足している人にだけ効くものです。
足りている人が飲んでも意味がなく、摂りすぎは体に負担になります。
まず測る、が正解です。

④ マグネシウム ── 「ゆるめる係」がいなくなる

足がつる、まぶたがピクピクする、眠りが浅い。
夏にこれが増える方は、マグネシウム不足かもしれません。

マグネシウムの役割は、筋肉と神経を「ゆるめる」ことです。
カルシウムが「縮める」、マグネシウムが「ゆるめる」。ペアで働いています。

これが足りないと、ゆるめる合図が出せず、
筋肉はつる、神経は興奮が鎮まらず眠れない、という状態になります。

夏は、汗でマグネシウムが抜けていきます。
そして海藻・豆・ナッツ・葉物に多く含まれるのですが、
そうめんや冷たい麺類には、ほとんど入っていません。

出ていく一方で、入ってこない。
だから夏に枯れるんです。

対策

冷奴、納豆、海藻サラダ、ナッツ、葉物野菜。
夏でも食べやすいものから始めてみてください。

そして、いちばんの敵は「温度差」

ここまで栄養の話をしてきましたが、
現代の夏でいちばん体を消耗させているのは、実は温度差です。

猛暑の屋外35℃と、冷房の効いた室内25℃。
これを1日に何度も往復します。

そのたびに体は「暑い、冷やせ」「寒い、温めろ」と、
正反対の指令を全力で出し続けている。

10℃の落差を何度も処理していれば、司令塔が疲れて当然です。

対策

・冷房を効かせすぎない(10℃の差を、5℃に減らすだけでも違います)

・外に出る前に、室温を少し上げて体を慣らす

・首・手首・足首を冷やしすぎない

・朝、光を浴びる(体内時計が整い、夜眠りやすくなります)

・ぬるめ(38~40℃)のお風呂に浸かる

迷ったら、この4つ

栄養の話をいくつもすると、覚えるのが大変だと思います。

迷ったら、この4つを軸にしてください。

豚肉・卵・納豆・青魚

タンパク質も、ビタミンB群も、鉄も、マグネシウムも、
まとめて摂ることができます。

特に豚肉に多いビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える要です。
夏バテに豚肉が勧められるのは、これが理由なんですね。

そうめんだけで済ませた日は、豚しゃぶを足す。
それだけでも、体の反応は変わってきます。

最後に

夏の不調は、我慢や気合いで乗り切るものではありません。
体の中で起きていることには、ちゃんと理由があります。

ただ、ここに書いたのは一般的なお話です。

どの土台が足りていないかは、人によって違います。

「自分の場合はどれだろう」と思われた方は、
来院された際に、お気軽に聞いてください。

(筋肉の硬さやこり 食事栄養 運動機能 姿勢 自律神経系など
それぞれの状態からチェックさせて頂きます)

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8月無料健康教室のお知らせ

まだしばらく暑さが続きます。

そして、同時に睡眠の質が悪いという方が多くいらっしゃるので

また睡眠についてもお知らせしたいと思います。


どうぞ、無理なくお過ごしください。


姿勢専門サロン ゆのまち
宮本 本田

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