休んでもスッキリしない
── とれない夏疲れ、3つの理由

こんにちは。姿勢専門サロン ゆのまちです。
8月がようやく終わりましたが、30度を超える日は10月まで続くようです。おまけに、暑さの影響で台風も多い。
最近、患者さんから同じような声をよく聞きます。
「しっかり寝ているのに、朝からだるい」
「休んだはずなのに、疲れが残っている」
「夕方になると、足が重い・むくむ」
「肩や腰のこりが、なかなか抜けない」
9月は、夏のあいだにたまった疲れが、表に出てくる月です。
暑さで自律神経が働きづめだったこと、外を歩く時間が減っていたこと、
眠りが浅くなっていたこと。それが今、だるさやこりとして出てきます。
しかも今年は、「運動不足」と「気圧の変動」が、まだしばらく続きます。
ここまで健康を整えて乗り越えてこられた方も、
不調に蓋をして頑張ってこられた方も、ここから健康が失速しやすい時期に入ります。
ゆっくりしてもスッキリしないのは、
気合いが足りないからでも、歳のせいでもありません。
休んでも回復しない理由が、体の側にあります。
今日は、その3つの理由・やることをお伝えします。
自分では気づきにくい、
夏疲れのサイン

体の調子が崩れていても自分ではなかなか気づきにくいです。そこで、まずは自分の体が「夏バテ」してないかチェックしてみましょう。
□ 朝、首や肩の硬さが抜けない
□ 体を動かすのが億劫・動いたあとの爽快感が減った
□ 休んでもなんだか疲れがとれない
□ 風邪のような症状がずっと続いている
□ 夕方になると、いい姿勢を保てない
□ 気圧の変化により弱くなった感じ
□ 頭がぼんやりして、集中が続かない
□ 甘いものや濃い味がほしくなることが増えた
こうしたことが当てはまる方は、夏の疲れが体に溜まっています。
まずは、たまったものを流して、回復のスイッチを戻すことが必要です。
ここから、その3つの理由と、なるべく簡単にできるやることを、お伝えします。
① 眠り ── 「長く寝る」より、「毎日、同じ時刻に起きる」

夏の疲れが抜けない、いちばんの理由は、眠りの質が落ちていることです。
病院では「異常なし」。でも、はっきりしない不調がずっと残っている。
そういう時、眠りが浅くなっていることがよくあります。
体が回復するのは、眠っている間だけです。
ここが浅いままだと、どれだけ休んでも、回復が追いつきません。
実は日本人の睡眠時間は、世界33か国で最下位。
40代は約半数が6時間未満で、4人に1人が「眠っても、休めていない」。
「寝ても疲れが取れない」は、もう珍しいことではありません。
夏はこれに、寝苦しさと冷房の冷え、自律神経の乱れが重なります。
だから夏こそ、眠りの質がカギになります。
「長く寝る」より「毎日、同じ時刻に起きる」
眠りは、長いほどいいわけではありません。
7時間はあくまで集団の目安で、あなたの数字ではありません。
大切なのは時間の長さより「日中、意図せず眠くならないか」です。
やりがちなのが、週末の寝溜め。
休日に2時間長く寝るのは、毎週2時間の時差を作るのと同じ。
月曜の朝が一番つらくなります。
起きる時刻がそろっているかどうかが、体の回復を左右します。
すべての土台は「朝の光」
体内時計は、放っておくと毎日少しずつ後ろにずれます。
これを毎朝リセットするのが「光」です。
朝の光が目に入ると、体の針が「今が朝だ」と合い直します。
コツは「起きてすぐ」。起きてから1時間以内に、15〜30分。
曇りの日でも、屋外は部屋の20倍以上明るいので十分です。
ゴミ出し、洗濯物、ベランダでのコーヒー、それで足ります。
今朝の光が、今夜の眠りを作ります。
夜は”足す”より”外す”
夜にやることは、増やすことではありません。
寝る前のお酒は寝つきは良くしますが、
夜中に目が覚めやすく、深い眠りを壊します。
16時以降のカフェイン、ベッドの中のスマホも、眠りを浅くします。
整えるなら、お風呂は寝る1〜2時間前に。
上がった体温が下がるときに、眠くなります。
そして寝る前に、鼻から吸って、鼻から長く吐く
(吸う4秒→止める2秒→吐く8秒)。
吐く息を長くするほど、体は休むスイッチに切り替わります。
→ やることは、3つだけ。
「起きる時刻をそろえる」「朝、外に出る」「寝る前に、息を長く吐く」。
足すのではなく、そろえるだけ。今日から始められます。
② 休み方 ── 休んでいるつもりで、アクセルが入ったまま

眠りを整えても、日中ずっとアクセルを踏んだままなら、疲れは抜けません。
そして「休んだはずなのに、だるい」が起きます。
休み方には、実は2種類あります。
ひとつは「ドーパミン的な休み方」。
スマホ・動画・SNS・お酒・甘いもの――刺激で気を紛らわす休み方です。
その場は気持ちいいのですが、脳と自律神経はアクセルが入ったまま。
休んでいるつもりで、休めていません。
もうひとつが「セロトニン的な休み方」。
自律神経のブレーキ(副交感神経)を入れる休み方です。
朝や夕方の自然な光を浴びる、鼻から長く息を吐く、
あたたかい飲み物をゆっくり飲む、首のうしろをゆるめる。
派手さはないけれど、体は静かに休息モードに切り替わります。
疲れているときほど、刺激の方を選んでしまう
やっかいなのは、疲れているときほど、前者を選んでしまうことです。
疲れる → 刺激で気を紛らわす → その時はラク
→ でも回復しない → また疲れる → もっと刺激がほしくなる
甘いものや濃い味がほしくなる。スマホに手がのびる。
これは意志が弱いからではなく、疲れが先に出しているサインです。
チェックで当てはまった方は、ここが回り始めているかもしれません。
気圧に弱くなるのも、同じところ
雨や台風の前に頭が重い、だるくなる。
これも、自律神経がブレーキを入れられていないときに、出やすくなります。
気圧そのものは変えられませんが、受け止める側は整えられます。
→ 休むとは、足すことではなく、外すこと。
それだけで、疲れは抜けやすくなります。
③ 血流 ── スネが硬いと足首が動かず、血が戻らない

3つ目は、体の側の理由です。
この夏、暑さで外に出る時間が減った方は多いと思います。
足を動かさない生活が続くと、血流が落ちて、だるさやこりとして出てきます。
最近、すねが張る・重い・押すと痛い――そんな「スネこり」が増えています。
実はこのスネこり、全身の不調とつながっています。
「第二の心臓」は、ふくらはぎだけではありません。
足首の”上げ下げ”がポンプになって、下半身の血液を心臓へ戻しています。
すねの筋肉は、足首を”上げる”側の担当。
だからスネが硬くなると足首が動きにくくなり、このポンプが弱まります。
ポンプが弱ると、血流が落ちて、老廃物がたまり、熱も届かない。
すると、こり・冷え・むくみ・だるさ・朝の重さ・疲れやすさが、
全身にバラバラと出てきます。
そして足まわりがさらに硬くなり、スネこりが悪化する――
この悪循環に入っていきます。

座りっぱなしの時間が長い、暑さで外出が減るなど、
足を動かさない生活が続くと、スネは硬くなりやすくなります。
「体が硬い人は、血管も硬い」という研究もあります。
でも、逆にも回せます。
すきま時間にスネをほぐし、足首を動かすだけで、
血流や体の硬さがやわらぎ、体もスッキリ軽くなりやすくなります。
→ すきま時間に、この3つ。

迷ったら、まず動かす
3つの理由をお伝えしましたが、どれからやるか迷う方も多いと思います。
そんな時は、まず動かすところから。
夏の疲れも、こりや痛みも、始まりは同じで「動かない」ことです。
足が動けば血流が戻り、背骨が伸びれば呼吸が深くなる。
眠りにも、つながっていきます。

最後に
夏の疲れは、我慢や気合いで乗り切るものではありません。
休んでもスッキリしないことには、ちゃんと理由があります。
ただ、ここに書いたのは一般的なお話です。
夏の疲れや不調の原因にも、個人差があります。
眠りなのか、休み方なのか、血流なのか。
どれがいちばん足を引っぱっているかは、
自分ではいちばん分かりにくいところでもあります。
「自分の症状の場合は、どうしたらいいだろう」
「どうしたら、この不調をスッキリさせられるだろうか」
そう思われた方は、遠慮なくご連絡ください。
(筋肉の硬さやこり/食事・栄養/運動機能/姿勢/自律神経など、
それぞれの状態からチェックさせていただきます)
9月は、こんな会をご用意しています。

① TSUNAGU × ゆのまち WS①
50代から始める 自律神経ケア ~姿勢と食から心身をゆるめる~
力が抜けない。頑張りすぎを見直したいあなたへ。
9月12日(土)14:00~14:45|TSUNAGU|無料・先着7名
② 9月の姿勢とからだの学校
動くことを楽しみ続けられる 健康体質の作り方
~足から姿勢と歩きを整える方法~
9月13日(日)10:30~11:15|別府市公会堂|無料・20名
③ TSUNAGU × ゆのまち WS②
正しい姿勢と食習慣で 朝から1日スッキリを手にいれる
~健康姿勢と食の整え方がみつかる45分~
9月26日(土)14:00~14:45|TSUNAGU|無料・先着7名
④ 個別 睡眠診断会
~睡眠診断会 & 質の向上アドバイス会~
4つの睡眠タイプを細かく分析し、あなたに合った対策を個別にアドバイス。
1,980円/約30分|ゆのまち|毎月5名限定
きつい運動は一切ありませんので、初めての方もお気軽にご参加いただけます。
ご予約は、LINEまたはお電話で。
院内では「体質・習慣測定」もしています。
食事・運動・睡眠・自律神経など、6つの土台を32項目でチェックして、
いま、どこが弱っているかを見える形にするものです。
一番へこんでいる土台から整えると、体は変わりはじめます。
20分・無料でしていますので、
来院の際に「測定希望」と、お声かけください。

まだしばらく、暑さが続きそうです。
そして季節の変わり目は、こりや痛みも出やすい時期になります。
気になることが出てきたら、ご相談だけでも大丈夫です。
しばらくぶりの方も、「これって夏の疲れですか?」くらいの気持ちで、
いつでもお気軽にご連絡ください。
来月は、そのこりや痛みについても、お伝えできればと思います。
どうぞ、無理なくお過ごしください。
姿勢専門サロン ゆのまち
宮本・本田
